食材便利帳
2017.10.05
もち麦
EVE編集部
糖や脂肪の吸収を穏やかに
もち麦には、食物繊維が白米の約20倍含まれ、もち麦の食物繊維の約6割が”β-グルガン”と呼ばれる水溶性食物繊維です。β-グルガンは、糖や脂肪を包み込み吸収を穏やかにする働きがあります。その効果は、次に食べた食事まで続くため、例えば朝食にもち麦を食べれば、昼食で食べた糖や脂肪の吸収を穏やかにするセカンドミール効果があることが分かっています。
ヤセ体質の腸内フローラに
β-グルガンなどの水溶性食物繊維は、善玉菌やヤセ菌の大好物です。つまり、水溶性食物繊維の豊富な食生活にすることで腸内フローラの改善に役立ちます。さらに、水溶性食物繊維がヤセ菌によって発酵・分解される際に産生される短鎖脂肪酸には、脂肪細胞に脂肪が蓄積されるのを抑える、食欲に関わるホルモンをコントロールして満足感を持続させる、交感神経を刺激して脂肪の分解を促す、など総合的な肥満の予防効果が期待されています。