甘麹は、米（玄米）麹を使って作った甘酒です。味噌やしょうゆ、日本酒など、日本伝統の発酵食品のもととなる麹を、そのまま熟成させることで甘麹が生まれます。本来の意味での発酵食品ではありませんが、麹の力を利用した栄養価の高いドリンクです。

麹菌には、代謝の過程でビタミンB群を産生する働きがあります。そのため、もととなる食品（甘麹の場合は、白米より玄米）より多くのビタミンB群を摂ることでできます。ビタミンB群は、栄養ドリンクなどにも配合されているビタミンで、筋肉や神経の疲れを和らげる働きや、エネルギー生産をスムーズにする働きのある疲労回復に欠かせないビタミンです。

また、麹菌が米にふくまれるデンプンを分解するとオリゴ糖が生まれます。このオリゴ糖が甘麴の甘味のひとつであり、オリゴ糖は善玉菌の大好物なので、甘いものであっても腸内フローラの改善に役立ちます。腸には、免疫細の約60％が集中してると言われているので、腸内フローラを良い状態に保つことで、免疫力を高めることができます。