食材便利帳
2017.12.31
そば
EVE編集部
腸内環境美化に
食品に含まれるタンパク質の各アミノ酸の比率を示す値をアミノ酸スコアと言います。必須アミノ酸を全て含む肉や魚、卵、大豆などはアミノ酸スコアが100となります。そばは、アミノ酸スコアが92と、アミノ酸が豊富な食材です。さらに、そばに含まれるアミノ酸は、私たちの腸では消化吸収できないレジスタントプロテインが多く含まれています。レジスタントプロテインは、腸内で食物繊維と同じような働きをして、腸内環境美化に役立つタンパク質です。
血管と血液の健康に
そばに含まれるポリフェノール”ルチン”は、抗酸化作用のほか、毛細血管を丈夫にして血流をスムーズにする働きがあります。そのため、手足などの末梢部の冷え改善、血行不良からくる肩こりや腰痛などの緩和に役立つ成分です。また、疲労回復や代謝に欠かせないビタミンB群も含まれ、同じ麺類であるうどんやそうめんに比べ、栄養価の高い麺類です。
★インナービューティーに役立つそばの選び方・食べ方★
≪選び方≫
そばの美容健康効果はそば粉に含まれるものなので、なるべくそば粉100%で作られた十割そばを選びましょう。
≪食べ方≫
温かいそばでも冷たいそばでもOKですが、そば湯は必ず飲みましょう。ルチンやビタミンB群は水溶性のため、そば湯に流れてしまいます。茹で時間の短い生そばであれば、麺そのものに栄養が残りますが、乾麺では3割のビタミン・ミネラルが流れ出てしまうと言われているので、そば湯まで飲むようにしましょう。