食材便利帳
2020.08.03
ほうれんそう
EVE編集部
免疫力アップ、健康維持に
ほうれんそうの代表的な栄養素”βカロテン”には、活性酸素の発生を抑え、除去してくれる働きがあるため、がんの予防や動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病予防、免疫機能を活発にする作用があると言われています。また、ほうれんそうに含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変換されるため、視力や髪の毛、皮膚の健康を保つ効果に期待ができます。
女性のお悩み改善に
多くの女性が悩んでいると言われている貧血。自分では気づいていない隠れ貧血の人も多いそうです。ほうれんそうには、貧血予防にもなる鉄分が豊富に含まれています。また、コラーゲン、骨、粘膜、皮膚の生成にも関わっているため、鉄分が不足しているとシミやシワ、抜け毛の原因にもなります。
瞳のケアに
ほうれんそうのグリーンを作り出している天然色素”ルテイン”はβカロテンなどと同じカルテノイドの仲間です。ルテインは、水晶体や黄斑部、皮膚などに存在していますが、体内で合成することができず、食べ物から摂る必要のある成分です。水晶体に存在するルテインは、紫外線やブルーライトの刺激から瞳を守るフィルターのような役割をしているため「天然のサングラス」とも言われています。ゼアキサンチンも天然色素成分でカルテノイドの仲間です。黄斑部と呼ばれる視力に関わる大切な部分に存在しています。ゼアキサンチンは、紫外線などが目に入ることで発生した活性酸素から黄斑部を守っています。また、紫外線やブルーライトを吸収する働きもあるため、瞳の健康には欠かせない成分です。