食材便利帳
2019.02.01
クコの実
EVE編集部
不老長寿の媚薬
中国では古くから不老不死の食品として重宝されてきたクコの実。免疫力を高め、花粉症だけでなくさまざまなアレルギー症状の改善が期待できます。最近では「ゴジベリー」としてその高い抗酸化作用にハリウッドセレブからも注目されています。ORAC値(活性酸素吸収能力値)は、スーパーフードとして有名なアサイーベリーよりも高く、「食べる日焼け止め」とも言われています。
活性酸素を撃退
紫外線によって体内に発生する活性酸素は、細胞にダメージを与えます。身体がサビると表現されるように、活性酸素によって酸化してしまった細胞は、本来の働きをすることができません。お肌でいえば、コラーゲンやヒアルロン酸を作っている真皮の線維芽細胞が活性酸素によってダメージを受けることで、お肌の乾燥やシワの原因となります。東洋医学では、古くから親しまれているクコの実ですが、最近ではスーパーフードとしての人気も高まっています。ゴジベリーと呼ばれ、活性酸素を除去する力「抗酸化力」を示すORAC値は、アサイ―より高く非常に抗酸化力の高いドライフルーツとして評価されています。
コラーゲンを守る
紫外線によって活性酸素が体内に発生すると、コラゲナーゼの活性が高まり、コラーゲンが破壊されてしまいます。クコの実には、コラーゲン分解酵素の働きを抑制するコラゲナーゼ活性阻害作用があることがわかっていますから、日焼けによるシワの予防にもつながります。